気がつけば自分とは切っても切れない仲?になってしまったウチのセドリックですが、
「その色、元々の色なの?」って訊かれます。
確かに、この時代の高級車は大半が黒であり、比例して現存しているものも黒が多いようです。
18年前にこのクルマをレストアした時に、私がこの色に決めて塗り直したわけですが、
入手当時はもともとオリジナルからは塗り直されて、もう少し濃いめの黄色でした。
その前の色はよくわかっていません。ガンメタあたりではなかったのか、推測の域を出ません。
とにかくちょっとムーンアイズっぽく、カスタムという割にはいい加減にされていたクルマでした。
で、私はセドリック130型の前期型がイタリアンデザインなので、イタリアらしい色に塗りたかったのです。
そこでイメージしたのが鮮やかな赤か、クリームイエロー。
ただ、シートや内張が赤でしたので、自然とクリームイエローになりました。
色を塗りなおして、ナンバーを付けて乗り始めてから知った話ですが、
もう少し薄い色が「チタニアイエロー」という名前でカタログに存在していました。
実際にこの色を当時注文して乗った人はどれくらいいるか、かなりの少数ではなかったかと推測されます。
しかも、今や周りを見渡してみれば、こんな色にセドリックを塗ってしまったのはどうやら全国でも存在していないみたいです。
海外では比較的この色が出ていたかもしれませんが、そもそも輸出量が知れていますので、
現存するかどうかは定かではありません。
結局、カタログに近い色が存在する事を知らないうちに、好きな色に塗ってしまったのが真実なのです。
「オリジナルの色ではありませんが、近い色がカタログに存在していました」
白やシルバー、黒など無彩色が多い日本のクルマの中で、ただでさえ目立つ色になってしまいました。(笑)
今から考えても、思い切ったもんですよね。
スポンサーサイト
- http://uminoie130.blog94.fc2.com/tb.php/742-644cfe0f
0件のトラックバック
コメントの投稿