1月17日がまたやってきました。
今年は、ちょうど20年という節目の年。
20年という歳月は、短かったのか長かったのか。
若かった自分もいまや立派なオッサンだったりします。
まさか、目の前が震源地で、あんなに大きな地震が起こるとは。
よく直撃食らっていなかったものです。
住んでいたマンションは前年に大規模改修をしていたので一部損壊で済みましたが、それでもあちこちが壊れ、さらなる修繕が必要でした。大規模改修をしていなかったら、もっと酷いことになっていたことでしょう。
震災当時、建設現場の資材販売・安全用品販売を行っていた会社に勤めていました。当然電車は走っていませんでしたから、4〜5日は動けなかったのですが、中古の自転車を手に入れて、1時間半かけて神戸市内の会社へ通い始めました。災害復旧の最前線で、様々な惨状を目の当たりにしながら、夢中であちこちを走り回っていました。その会社も、震災後の建設業界の変化に飲み込まれ、6年後に廃業となってしまいました。
その後の10年を振り返ってみれば、結婚、離婚、転職。
前述の会社の後に入った安全靴メーカーも、神戸の営業所が閉鎖され、2004年の11月に退職。
一人で一旦再出発を図っていた2005年の1月だったと記憶しています。
2005年3月、現在も勤めている作業服販売会社に就職、山あり谷ありではありましたが、現在も元気に勤めています。縁は面白いもので、その年の年末に再婚、おかげさまで2009年には娘が誕生しました。
2010年からは近くに中古ながら戸建住宅を購入、ささやかではありますが日々楽しませていただいています。
神戸に住んだことはありませんが、勤務先はずっと神戸、平日の昼間を中心に長い時間を神戸で過ごしていることになります。それだけに、神戸に対する思い入れも大きいものがあります。
復興する神戸を見ながら、応援し続けてきたような気がします。
外からよく言われるお洒落な街、神戸も知っていますが、某暴力団の総本部があったり、ガラの悪い地域があったりと、ダークな部分も知っています。それでも神戸から離れられない魅力があるのでしょう。
震災をきっかけにそれまで活動していた鉄道・旅行系創作同人誌のグループを休止し、鉄道趣味を一旦リセットしました。その後、1997年夏からセドリックに乗り始めることによって、以前から好きだった旧車の世界の扉を開けることになるのですが、いろいろあったこの20年間の大部分は実はこの旧車の趣味で支えられていたのかなとも思っています。知り合った仲間との交流、車を所有する喜び、素晴らしい世界に出会えて本当に良かったと思っています。そして、神戸がその楽しみの舞台になることもしばしばありました。
これからの10年後はどうなっているのでしょうか。
また振り返る時があれば、駄文を綴る機会があれば、それはそれで嬉しいことではないでしょうか。
その時も、神戸がもっといい街になっていてほしいと願っています。
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